「こころの時代」としての精神保健福祉士の需要

心の病気は、いつ誰が患ってもおかしくないものです。かつては患者さんへの誤解も多かったですが、ここ20年あまりでメンタルヘルスへの理解や関心は随分と広がってきました。国内に300万人以上の精神障害者がいる今、もはや「自分は無関係だ」と断言することは誰にもできません。現代が「こころの時代」としばしば呼ばれるのは、まさにこういった世の中の変化があってのことです。

そんな時代だからこそ、メンタルヘルスの専門家の重要性はますます高まっています。特に精神保健福祉士は、ただカウンセリングができるだけでなく、医療機関や訓練施設と連携をとりながら社会復帰までの支援を行っていける資格です。メンタルヘルスの相談員として精神保健福祉士を配置する企業や学校は年々増えています。毎日のようにいじめやパワハラといった問題がニュースになっていることを考えても、この傾向は今後ますます強まっていくことでしょう。

また、活躍の場を選ばない資格だということも、需要が高まっている一因です。同じく国家資格である社会福祉士とのダブルライセンスを取得できれば、ソーシャルワーカーとしてあらゆる福祉の現場で重宝されるはずです。より興味や関心に合った職場に就職できるよう、ほかの資格についても調べながらキャリアプランを描いていくとよいでしょう。

精神保健福祉士の職場(活躍できる場所)

職場や学校での人間関係の悩みであったり、自然災害などによる精神的ストレスであったり、心の病気の原因はどこにでもあります。そのぶん、活躍の場も幅広いのが精神保健福祉士の特徴です。

最も代表的な精神保健福祉士の職場は、総合病院の精神科や心療内科クリニックといった医療の現場でしょう。全国にある精神科のベッド数は合計35万床ほどですが、これはなんと、日本のすべての病院にあるベッド数の2割にあたる数字です。いかに心の病気に悩まされている人が多いかが窺えるでしょう。さらに、精神科では入退院を何度も繰り返す患者さんも少なくありません。そうした人たちの社会復帰をサポートするためには、精神保健福祉士の活躍が欠かせません。

もうひとつ代表的なのは、保健所で働くことです。保健所には「精神保健福祉相談員」という役職があり、保健医療についての企画立案や啓発活動などを通じて、地域の福祉行政に大きく貢献することができます。

ほかにも、近年では企業や学校に常勤や非常勤で相談員として配置されることが増えていますし、ハローワークや老人ホーム、少年院といった施設でもメンタルケアの重要性が見直される一方です。公共性の高い施設であれば、すべて職場になり得るといっても過言ではありません。

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